物覚え雑記帳

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Blender「E-Cycles Render Engine」でレンダリングのスピードが上がったよ

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6月半ばにBlenderMarketで「E-Cycles Render Engine · E-Cycles Pro 2021」を購入。導入に手間取ったけど、ポンコツマシンでも無事レンダリング速度が上がりました。日本語での情報が見つけられなかったので、一応ざっと書き残しておくことにしました。

 

 

概要と購入経緯

E-Cycles Render Engine · E-Cycles Pro 2021blendermarket.com

これは簡単に言うとNVidia GPUを使用したCyclesでのレンダリングを高速化するというもの。うたい文句では平均二倍速になるらしい。強力なデノイザやビューポートでのライトグループ機能なども。

うちはGTX1050tiと低スペックなので対応されてるのかな…と不安にもなったけど特に記述も見つからなかったし、通常価格$149(当時)のところ78%の割引キャンペーンをやっていて$32.78になっていたので、思い切って購入してしまった。

製品の詳細

 …英語なんで翻訳機を使って理解した。主な機能の翻訳を抜粋するとこんな感じ。

Cyclesと100%互換性があります

NVidiaGPUで平均2倍高速にレンダリング

最先端のノイズ除去技術

使いやすさと高速ワークフローのための合理化されたUI

ビューポートのライトグループで照明設定の変更に関するフィードバックを即座に確認できます

鮮明なテクスチャとディテールに富んだノイズ除去のためのSSAA

WindowsおよびLinuxで動作(Macも別に有)

 (以下商品ページの説明は詳細に書かれているので、検討したい人は根気よく読んでほしい。翻訳でも大体分かるはず。)

で、これはアドオンというより、Blenderとは別口に、Blenderにそのレンダリング機能を追加したような形の「E-Cycles」というアプリをインストールする形になる。既存のBlenderは残したまま共存可能で、プロファイルは引き継げる。

それと他の多くの製品と違うのが、どうやら年間ごとに新バージョンが売り出され、無料のアップデートは購入した年だけで、翌年以降はアップデートしたい場合割引だが有料で新作を購入する必要があるらしい…。ちょっと大変。

 インストール

…と見出しをつけましたが、実はひと月経ってしまいどういう感じだったかいまいち覚えてません…申し訳ない…。ただつまづいた部分だけはいくつか覚えているので、ぼんやりながら書き出しておきます。

DLファイル

DLページを開いて出てきたのが大量のDLファイル!初っ端からめげかけるも、よく見ると説明のtxtやチュートリアル動画、バージョンや対応OS、圧縮形式のなどの違いで、インストールすべきファイルは1つ。現時点ではBlenderの2.93、3.0版とE-Cycle 7の3種で、更に7はOptiX用とCUDA用の2種。圧縮形式は7zとtar.bz2の2種。ファイル名で対応バージョンとアップデートの日付、対応OSが分かる。

E-Cycles 7は、製品ページにBlender3.0実装のCycles Xより早いと書かれているのだがざっとみたところ説明が見つからず、とりあえずうちは2.39を使用しているので2.39版に。私がDLした時は2.93もOptiXとCUDAの2つあってどちらにしたら良いのか分からず両方実験してしまった…。

準備とインストール

DLリスト内に「New recommended driver is」と付くテキストファイルがあるのでNvidiaのドライバーを確認し古ければアップデートしておく

更にDLリスト内のPDFの説明書(E-Cycles documentation)を見ると、冒頭の方に「For the best experience on Windows」という項目があり、レジストリを変更する旨が書かれているので自己責任で行う。(これも英語だが翻訳で理解可能。)私は知識ゼロなので最初は不安になりやらないままインストール・レンダリングを実行したが結果が殆ど変わらず、仕方なく恐る恐る変更した。今のところ問題はないので大丈夫だと思いたいが…。

インストール自体は特に難しい事はなかったはず。前述の通りblenderとは別にE-Cyclesが導入されるので、インストール場所には気をつけたい。それと普通なら初期起動時にプロファイルの引継ぎメニューが出るそうなのだが何故か出現してくれなかったので、仕方なく手作業でblenderのプロファイルをコピーする事で対応した。

結果は?

通常のblenderのCyclesで5分44秒かかったもので実験したところ、E-Cycles fast 3分04秒/medium 4分30秒。

fastでも半分とまではいかないが、結構短縮されている。ただしノイズというか一部のライティングが若干違っていた(不正確?) 。差が少ないのはサンプル数が128回と少なかったからかも。他のファイルでも同じく半分には届かないがスピードアップは体感出来る程度に。導入に手間がかかった分一応結果が出ててホッとした…。

そしてビューポートの表示も明らかに向上。あるライティング関係のアドオンを使用すると表示までに数10秒~1分くらいかかったり一旦フリーズしていたのが、もたつきはするもののだいぶ早く表示されるようになってストレス軽減。個人的にはこちらの方が嬉しかった。

多分スペックやレンダリングする対象によっても結構変わってくるんだろうし、通常の価格は高いので誰にでもおすすめできるものではないが、MarketのセールやE-Cycle独自の割引キャンペーン(不定期にあるっぽい)で手頃な価格になっていたら試してみても良いかも知れない。