メモを兼ねた作業雑記です。Blenderで新しくソファ付属のクッションの3Dを作った時に悩んだ話とクッションの作り方の比較メモ。
Blenderでのクッションの作り方複数
探して見つけた方法をざっと過程付きで。略しましたがクロス→クロスシミュレーションの事です。主な違いは色付きに。
クロス圧力オン・重力0で作成
Modelling a Pillow or Cushion in Blender 2.8 - YouTube
オブジェクトがその場で膨らむ仕様。
平面追加→細分化→少しだけ高さを出して2分割する→四方の辺を上下選択して縮小で高さ0に(SZ0)→クロスシミュレーションを適用し圧力オン強さ3にし、フィールドの重力を0に→アニメ再生
クロス圧力オン＋別オブジェにコリジョン適用で作成
blenderでクッションを簡単に作る方法 – Ceriseworks
膨らんで落ちてゆくが、別オブジェクトが障害物になりぶつかる。
平面追加→細分化→少しだけ高さ出す(分割無し)→四方の辺を上下選択して縮小で高さ0に(SZ0)→オブジェクトの下に平面などを追加してコリジョンを適用(クッションが落ちないように)→クッション用の方にクロスシミュレーションを適用し圧力オン→アニメ再生
クロス圧力オフ・重力0＋フォースフィールドで作成
blender2.8で1からクッションを1から作る方法を記事にしました | 3DCG最新情報サイト MODELING HAPPY
圧力と重力を切って代わりにフォースフィールドの力でその場で膨らませる方法。
平面追加→細分化→少しだけ高さ出す(分割無し)→クロスシミュレーションを適用しフィールドの重力を0に→オブジェクトを選択したあと追加メニューでフォースフィールドの力を追加し強さを100くらいに→アニメ再生
※立方体周囲の頂点の高さを揃えるかは関係ないのかも？
クロス縫合スプリングで作成
[2.8]クッションをつくる｜MITSUDA Tetsuo｜note
上3つとは違い「クロス縫合スプリング」を使用して作成する方法。試してないので過程は省略。
無駄な試行錯誤…
※以下は特に何の得もない雑記です。
上記の方法ならどれもとても簡単に出来る。でも今回はシワの付く位置や量、質感も変えたかったし、なによりソファーの上に立てて、下部の両端が自然に曲がっているようにしたかった。
なので上記2番目の方法を使い、オブジェクトを縦に90度回転してシミュレーション開始。しかし落ちながら膨らむのもあって生地の値の調整が凄く難しかった。シワなどが全然イメージ通りの形にならないし、元のオブジェクトの厚みには関係なくどんなに薄っぺらくてもボールのようにめいっぱい厚みが出てしまう。重さと圧力のバランスも難しい。何度も細かく調整して試したが、結局最終的には妥協して形を確定させた後に厚みを縮小し、端などを手で修正、更にスカルプトでつまんだりして整えるという、かなりの手間と不満だらけの結果に終わってしまった…。
そもそもよくよく考えたらそんな端っこがくにゃっとしたり曲がったようなクッションって見栄え悪し無いよな。普通に横のまま膨らませてちょっと斜めに倒してやるだけで良かった。時間の無駄遣い感が半端なくなってしまったけど、それでもちょこっとだけクロスシミュレーションの値の影響の勉強にはなったので、多少の収穫はあったと思いたい…。
ところで上で紹介した方法でサクッと作った場合も形があんまり気に入らないんですが、そういう場合は結局は後から手を加えるか最初からスカルプトで作っちゃうしかないのかな。同じ値だと同じ形になっちゃって複数添えるとコピー感出ちゃうし。前にベッドを作った時に挫折した厚みのある布団もまた再挑戦してみたいけど、PCが頼りなくて1度のシミュレーションにも時間がかかるのでなかなか手を出しにくいんですよね…。でも厚い布団なら普通に厚みのある立方体を手動で軽く曲げたりして、スカルプトでちょこっとだけシワ付けくらいの方がちょうど良い気もする。
追記。この後布団も実際に少しだけ試してみた。クロスシミュレーションで、剛性の張力・圧縮・せん断を5、曲げを0.5、減衰を全て0、圧力を1～0.5、フィールドの重力を0.5～0.6あたりでベッドから少しだけ浮かせた状態でアニメ再生したらいい感じにゆるいシワがつきながら膨らんでくれた。ただはみ出た部分はあまり垂れ下がってくれないので、やっぱり手でいじるしかないっぽい。なんか方法はありそうだけど。でもクリスタに持ち込んでのLT変換用ならちょっとの修正で済みそう。ベッドは過去配布物を修正したいと思ってたので、今のやる気があるうちに作り直しちゃおうかな。
他にも色々作りたいものがあって困る。一週間以上絵描いてない…。
