クリスタ素材で、アナログらしいかすれ（線の飛び）が出せる漫画原稿用ペンとして大人気のしげペン改。
しかし、人によってはかすれ過ぎて全然描写出来ない！という事も…。私自身そうだったのですが、改めて設定を見直すことで自分に合った線が描ける神ペンになったので、メモがてら設定を紹介します。同じようにかすれが強過ぎて無理だった人は参考にしてみて下さい。
しげペン改の調整方法
配布ページの説明の上部で、ブラシのカスレ具合は筆圧検知レベルの調整をするように強調されていますが、そこはいじらなくてもOK。
代わりにまず「ブラシ濃度」の影響元設定の「速度」「ランダム」、それでも足りなければ「不透明度」の同項目を見直すと良いでしょう。「速度」はペンを動かす速度に応じて、「ランダム」は名前の通りランダムにかすれが発生する度合いとなります。かすれ過ぎる場合は上げ、足りない場合は下げるようにしてみて下さい。
なお、不透明度と濃度の違いはペンを上げずに同じ場所で押し続けた時に出ますので（値が低い場合「ブラシ濃度」はどんどん濃くなっていき、「不透明度」は変わらず一定）、このペンの場合はどちらで調整するかあまり気にする必要は無いかもしれません。
以下にデフォルトの設定値と、一応参考に私の改造2種の設定値も紹介します。
「しげペン改」の初期設定値
個人的に改造した設定値
（最初「荒め」と「綺麗め」の2種公開していましたが、分かりにくいので片方だけにしました。）
私はペンを動かす速度が早くてかすれ過ぎていたので、濃度の速度を切りました。ランダム値もそれぞれ変わっていますが、これは色々試した過程でそうなっただけであって、どちらか片方だけでも済んだかも…。もっとランダム値より速度でかすれ具合を調整した方がいいのかも？とか、もう少し洗練できそうな気がします。
また、「ブラシサイズ影響元設定」の速度とランダムも調整しています。こちらはブラシの太さが変化するものです。
追加のカスタマイズ
かすれた線はざらざらした印象ですが、しっかり描くと輪郭は意外に綺麗。筆圧の影響元設定のランダム値を下げることで基本の線の輪郭もざらつかせることが出来ます。よりアナログ感が出るかも。
他に、ブラシ形状の「向き」のランダムを切って「厚み」を変えて楕円形にするのも、ちょっと違った線が出せて楽しいですよ。
髪のツヤベタ用の改造
しげペンに合わせて髪のツヤベタ用に改造したペンも作成しました。筆圧の強弱で太さが大きく変わり、入り抜きが細くなるペンです。しげペンのかすれが入り抜き部分に出るので相性が良いです。
勝手な改造なので配布は出来ませんが、設定値を紹介しておくので気になる方は参考にどうぞ。
