既に「【ClipStudio】アナログ感の強い漫画原稿向けペン」というまとめがありますが、この記事ではその中から管理人が個人的に特に気に入って漫画に使用しているアナログ調のペンを紹介します。
サブブログの方に「ザラついたアナログ調の良いペンを求めて…」という雑記を書いたのですが、原稿用ペン選びの参考になる部分もあると思ったので、一部を改めてこちらに記載しておくことにしました。
個人的お気に入り3種
【無料】しげペン改
まずはド定番のしげペン改。他のペンと比べて太めでも大胆にかすれてくれます。ただし設定の調整がほぼ必須かもしれません。調整方法はこちら。
【無料】シミペン・改
旧版と改の2本入りで若干違いあり。グレーレイヤーに描写してモノクロ化するとかすれます(ブラシサイズ0.5mmくらい)。デフォルトだとしげよりはかすれ弱め。
【無料】ざらめ二値ペン
ペンより若干鉛筆っぽい感じですが、細いとややかすれます。カラー・グレスケでも二値になるのが特徴。インク溜まりは出来ず、どちらかというと両端とも細めになります。(筆圧影響元設定の速さの値を極端に下げれば入りは太めになります。)
グレーからモノクロ化で使用
しげとシミペンはまず「グレー」か「カラー」のレイヤーに描写した後、レイヤーの表示色を「モノクロ」に変更して使用。こうすることで閾値によって部分的に線が飛ぶ(かすれる)ようになります。
ざらめ二値ペンは常に二値になるので、モノクロ化しても変わりません。
線の比較
しげとシミの比較図。(クリックで拡大)
しげは向きの影響元設定のランダム値を上げて若干輪郭を歪ませているのですが(筆圧の方のランダムを下げてたかも…)、蛇腹という感じ。対してシミペンは何もせずとも、輪郭は紙にインクが染みているようなジャギになります。
ざらめ二値ペンはサンプル画像をどうぞ。(クリックで拡大)
シミペンの個人的改造
シミペンの抜きはしゅっと引いても最小にはなりません(設定上は0なんですが)。
なので、ブラシ濃度の影響元設定>筆圧にチェックして値を0に。これで抜きも筆圧をかけなければ最小まで細くなってくれます。
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筆圧のかけ方や線の出かたによって好みが分かれると思いますが、参考になれば幸いです。