絵に関するちょっとしたハック(?)を紹介します。
今回は、絵の違和感の原因が分からない時に、手っ取り早く原因箇所を探す方法です。
それは…
「絵を部分的に隠してみる」だけ。
人によっては「何を当たり前のことを…」と思うかもしれません。でも私自身他人に教えてもらって知った方法なので、他にも気づいていない方がいるかもしれないと思いまして。
もう少し詳しく説明します。
アナログなら指や何か小さめの範囲を覆えるもの、デジタルなら適当な範囲を塗り潰したレイヤーなどで、部分的に隠しつつ絵の上全体にスライドさせてみます。
そうして違和感が減った・なくなったところがあれば、その隠している部分が原因の可能性が高いです。
目や口、手や足など、パーツ単位だけで考えず、隠す範囲を広げたり狭めたりして探ってみると良いでしょう。なぜかというと、
- 片目だけ隠した時は分からなかったけど、両目を隠してみたら違和感が減った→両目の位置が原因だった
- 頭全体、または上半身全体を隠せば違和感が減る→首の長さが変、頭と体の向きが合ってないなど
…のようなこともあるからです。
あとは見つけたパーツや範囲をどう修正すれば良いか考えます。
…と、それがまた難しいわけですが…。よくあるのは、
- パーツのサイズ、位置がおかしい
- パーツの向きが合っていない(例えば正面顔なのに耳だけ横から見た形になっているなど)
- 身体の重心がズレている(このページが参考になるかも→正しい重心の描き方で自然なポーズが描ける!頭身別に重心を解説 - イラスト・漫画(マンガ)教室 egaco(エガコ) (smiles55.jp))
あたりでしょうか。
同じような悩みを抱えたことがある人の役に立てれば幸いです。