(1/22 3本追加しました。)
クリスタアセットに投稿してあった「ベーシック色塗りブラシセット」をアップデートしました。
ブラシ設定で出せる主な特色を取りそろえたブラシセットです。カスタマイズのベースとして作成しました。ブラシの基本的な特色を維持したまま細部の調整が出来るよう、ツールプロパティ上の項目が整理されています。
旧バージョンから出来るだけ分かりやすくなるよう似たものをまとめ、名前も変更しています。元々あったものも一部設定を見直しています。(旧バージョンも下のリンクからダウンロード可能です。)
セット内容や仕様、主な調整方法はDLページに記載したので一旦消しましたが、やはりログとしてここにも転載しておくことにしました。内容は同じですが、見出しがある分こちらの方が多少見やすいと思います。
ラインナップ
他に「非混濃淡」「色混濃淡」の設定値と特色が少し違うバージョンも。
ベタ塗り強弱
濃淡・混色無しのベタブラシ。筆圧で強弱が強めに付くので、あまりサイズを変えずに広い範囲を塗ることが出来ます。
初期値で入り抜きがオンになっており、↓左のようになります。↓右は入り抜きを切って同サイズのまま筆圧を調整して描いた図。
非混濃淡(2種)
「下地混色」設定がオフで混色はしないものの、濃淡が出るブラシ。
色混濃淡(2種)
「下地混色」設定がオンで色が混ざり、濃淡も出るブラシ。
非混濃淡 透明
「下地混色」がオフで、不透明度を筆圧で調整して描けるブラシです。
非混半透明
「非混濃淡」に近いですが、入り抜きに濃淡が出ず、色も若干薄付きです。
塗りぼかし
強めの筆圧で描くと色が描写され、弱い筆圧で描くと色づかずにぼけます。初期サブツールの「塗り&なじませ」に近いです。
エア塗りブラシ
エアブラシ風ですが、筆圧が強いとそれよりもう少ししっかり塗れます。筆圧が弱いとぼんやり塗れて、輪郭をなぞると強くぼけます。
(参考)混色円ブラシ
参考に初期サブツール「混色円ブラシ」のデフォルト値も掲載しておきます。
共通の設定事項
ブラシを使用しながら随時調整したり切り替えて使用するのがおすすめな設定項目をツールプロパティ上に表示してあります。以下は殆どのブラシで共通しているものです。
ブラシ輪郭の硬さ
ブラシの輪郭の硬さを5段階で調整出来ます。ブラシによって差があります。
入り抜き
ツールプロパティに「入り抜き」設定が表示されているブラシは、チェックをオンにすると入りと抜きが良い感じに細くなるようになっています。髪のハイライトを塗るときなどに一時的にオンにして使うと便利。
筆圧に対するブラシの大きさ
どのブラシも初期は筆圧でブラシサイズがかなり変わるようになっています。
ツールプロパティのブラシサイズ右横のアイコンをクリックして出る画面で調整出来ますので、弱い筆圧でも大きさを保ちたい場合は最小値を上げてください。「筆圧設定」のグラフを編集することで筆圧に対する反応具合も変更出来ます。
ブラシの不透明度について
「不透明度」はショートカットキーで変更する想定のため、「非混濃淡 透明」以外はツールプロパティ上に表示させていません。
デフォルトのショートカットは
不透明度を上げる Ctrl + ] /不透明度を下げる Ctrl + [
…ですが、これだと任意の値に一発で変更することができないので、ショートカットの「インク」>「不透明度を10%にする」からの100%までをそれぞれ数字キーに割り当てておくのがおすすめ。(100%は0のキー。)
ショートカットキーを使わずにツールプロパティ上で変更したい場合は、サブツール詳細パレット上の不透明度の左横の目のアイコンをクリックしてください。
カスタマイズのヒント
下地混色の説明
下地混色の絵の具量・絵具濃度・色延びの設定の説明図も参考に貼っておきます。
筆圧に対する濃淡の逆転
色混濃淡など、筆圧が弱い時に色が薄く、強い時に濃くなるものを、逆に筆圧が弱い時に濃く、強い時に薄くさせたい場合は、絵の具量・絵の具濃度・ブラシ濃度の筆圧設定のグラフを以下のように逆転させて下さい。
右図は筆圧設定は強い時に大きくなるままで、絵の具量を逆転させたものです。
カスタマイズした設定のリセットと保持
ブラシの設定を変更したあとに元通りにしたくなった場合、上図下の赤丸部分をクリックすれば初期値に戻せます。
今の値を初期値に設定したい場合は、上図上の赤丸部分→「初期設定に登録」をクリックすれば、初期値がその時点のものに上書きされます。