「フリーボード」はiPhoneのデフォルトアプリ。PCソフトの「PureRef」に似たアプリで、1つのボード上に画像やら付箋やらテキストやらを詰め合わせておけるというもの。ここでは機能は説明しないので、知らない方はググって下さい。アンドロイドでも似たアプリがあるのかは不明。
この記事はその「フリーボード」を絵の資料詰めに使っているよという小話。
私が使用し始めたのは半年くらい前から。まとめている内容は、人体の部位ごとの解剖図やら、苦手な部位やポーズの写真やら、キャラの資料やら、色の塗り方やら、○○の描き方やら、もう色々。大体ひとつのテーマごとにひとつのボードにしています。例えば髪の塗り方参考資料とか、ペンタッチの参考例とか。煩雑にならない程度に。
写真アプリにも資料画像をまとめたアルバムを作ってあるけど、アルバムだとトリミングされたサムネイルになるし、割と幅広く保存してあるので、ピンポイントに参照したいもの(例えば髪の塗り方でも○○な髪とか)を探し出すのにちょっと手間取る。補足情報を添えておきたい時にも、画像に直接書き込みしたり別にメモ帳にまとめたりしなきゃならないし。
ピンタレストも、ざっとアイデアをまとめておいて流し見るには良いけど、ピンポイントで見る資料用としては使いにくい。
その点、フリーボードなら一つのボード上に好きなように貼って一覧できる。一画面上に分かりやすい配置で並んでいた方が、実際参照したい時に使勝手が良い。画像のトリミングも出来るから必要な部分だけ載せられる。付箋やテキスト・図形なども貼れるので、画像だけでは不足な時にメモを添えるのもカバー。あと一応、PDF化や印刷も出来る。
特に作って良かったのは解剖図関係。本やKindle書籍を数冊持っているのに、いざ参照しようとする時にどの本のどこに載っていたのかすぐに出てこなかったり、丁度知りたい部分が不足しているということもある。なので本・電子書籍を写真やスクショで撮って、足りない部分をweb上の資料やらで補って、部位ごとにひとつのボードに。おかげでかなり参照しやすくなった。
PCでは「PureRef」を使っているんだけど、描けない時にも眺めて勉強したい学習用資料などは、どこでも手軽に触れるiPhoneで見れた方が便利。スキマ時間など思いついた時に簡単に作れるのも良い。
ということで、だいぶ重宝しています。割と最近になって登場したアプリでスルーしている人も多そうなので、知らなかったiPhoneユーザーは是非試してみて下さい。