【ClipStudio】天球(3D)機能で使えるフリー写真＋イラスト調にする方法

クリスタで新しく追加された天球機能では、「HDRIs • Poly Haven」で無料配布されている500枚以上の360度画像（jpg版）が使えます。ざっくりですが以下に紹介と使い方、ついでに写真をイラスト調に加工する方法を記載します。（2022.4.21 オンラインサービスの紹介を追加）

HDRIとは特殊なデータが含まれている全方位が映った画像なのですが、この高画質jpg版が「HDRIs • Poly Haven」というサイトで500枚以上配布されており、なんとクリスタの新機能・天球にも使用できます。（→天球についてはこちら）

3Dを扱う人にはお馴染みのサイトで、ライセンスは「CC0」なので安心して利用できます。（→「CC0って何？」という方はこちらを参照。）

あいにくHDRI本来の持つライティング情報を使用することはクリスタでは不可能ですし、元々ライティング用のため殆どが殺風景気味な自然風景やスタジオですが、それでも360度の画像を無料で手軽に使用できるのはありがたいですね。

では、画像のダウンロード方法とクリスタでの使用方法を説明します。

サイト「HDRIs • Poly Haven」を開くとサムネイルがずらっと並んでおり、左側にカテゴリもあります。

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気に入ったものをクリックするとプレビューとダウンロードページに飛びます。更にプレビュー画下の「3D」のアイコンをクリックすれば、天球状でぐりぐり動かせるサンプルが表示されます。

さてDLですが、普通にDLしようとするとクリスタでは使えない形式になってしまいますので注意。DLページ右上の矢印をクリックして、その下に出るjpgのリンクをクリックすればDL出来ます。

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適当な天球を貼り付けたあと、ツールプロパティに表示されているサムネイル上の「ファイル」からDLした画像を選択すれば読み込み完了です。

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その後の操作方法などは、公式マニュアルの「360度画像「天球」を作品に活用する」を参照下さい。

公式素材やASSETS配布はまだまだ少ないので嬉しいですね！

ついでなので、この写真をイラスト調に加工する方法も紹介しておきます。

写真はそのままでは馴染みにくいので、以下のような写真をイラスト調に加工するアクションを利用するのも手です。

またこれらのアクションを使わずとも、単に強めにガウスぼかしをかけるだけでもカメラのフォーカス効果のようになって手軽に楽しめますよ！

写真をイラスト調に変換出来る無料ソフトで「FotoSketcher」というものがあります。色んなタッチが手軽に選べ、クオリティもかなり高いです。

天球の配置が決まったらラスタライズし、一旦そのレイヤーだけ表示した状態で保存（jpgかpngで出力）したものを、このFotoSketcherでイラスト調に加工して、それを再度クリスタに読み込んでイラストと合成する、という手段も使えます。

クリスタの加工機能だけでは難しいタッチも色々あるので、アナログ風は特にこちらの方法を利用した方が手軽だと思います。

参考として、DLした360度画像の一部をトリミング縮小したもので実行したスクリーンショットを。左が元写真、右が水彩風の変換プレビューです。もっと細密もしくは荒くすることも可能です。

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上のものはソフト（アプリ）をPCにインストールして行うものでしたが、PCでもスマホでも、オンラインのブラウザ上だけで手軽に出来るサービスもあります。

水彩風や絵画風、鉛筆スケッチなど色々あります。漫画風もあるので、大きな画像を使えば漫画背景にも使用出来そうです。

背景写真と絵の色味が合わない…という場合は、

…などをすると多少馴染みが良くなります。

物覚え雑記帳