今回は紹介…というか雑記です。
デジタルで漫画を描く皆さま、韓国の「돈드로우」(翻訳にかけたら「ドンドロー」でした)というウェブトゥーン(縦読み漫画)向け3D背景素材の販売サイトをご存知でしょうか?
サイトのURLはこちら↓
私もつい先日偶然知ったのですが、検索してみたらこんな日本語の記事が↓
3Dウェブトゥーン背景プラットフォーム「Dontdraw」とは?
サイトは全て韓国語となっており、読めない方はwebページごと翻訳をかけるしかないですが、アクセスしてみればその質と量は一目で察せられるはず。しかも価格も日本円で3000円前後が多いようで(大雑把に計算すると0を1つ取ったのが日本円の価格)、クオリティと汎用性を踏まえれば納得出来る(と個人的には思える)もの。
どうも韓国ではWebtoonが盛んで、このようなカラーの3D背景素材がプロの中ではかなり浸透しているよう。全く事情を知らなかったのでこの進み具合にビックリです!日本では漫画自体がまだモノクロ主流のためか3D背景素材もモノクロが多く、クリスタASSETやBOOTHが販売場所のメインと考えると数自体まだまだ多くはないはず…。下手するとこのサイト1つで販売されている数の方が多いのでは…。
また、ファイル形式がSketchUpというのも日本だと珍しい気が。漫画で3D素材使用というと、クリスタとBlenderの2強のイメージでした。SketchUpってそんなに使えるものだったんですね。
私もSketchUpは未経験なのですが、ちょっとサンプル画像などを見た感じ、自動で線画付きのトゥーン調で表示出来る(むしろそれがデフォルト?な)様子…。影もテクスチャに焼いているんじゃなく、ライティング自体がトゥーン調になっていて調整も可能っぽい。
Blenderに触れたことがある方は分かると思いますが、Blenderでこういった線画+トゥーン調の表示をする、しかもライティングまでとなると、結構な知識と技能の習得が必要です。ある程度楽にするにも数千円のアドオンが必要で、それでも基礎知識+自分で考えることは必要だったり。それがSketchUpだと自動で調整も直感的に出来るのだったらかなり強いなと…。
なんだかすっかり取り残されていた気分です…。
上に紹介した日本語記事によると海外進出も今年予定しているようで、日本語対応のプラットフォームが出来てちゃんと周知出来たら、かなり重宝されそうな気がします。今後の動向に注目ですね。
個人が趣味・同人で使用するには価格帯的にまだまだ手を出しにくいところですが、クリスタASSETSでも3D素材は投稿者自体が増えてきていますし、こういうものでも作れるのを知ったら、今後もっと低価格で販売する個人も増えていきそうだなあと思いました。