「エッチな描き文字画像集[大]」にツールを同梱したついでにささっとメモ。
シュリンク選択については「選択範囲を使いこなそう(カスタマイズなど)」でも少しだけ触れていますが、具体的に有用な設定を紹介しておきます。
クリスタで、移動や変形をする為にイラストの一部を選択範囲したい時、飛び地になっている(周囲を透明ピクセルで囲まれていてどことも線が繋がっていない)部分であれば、投げなわツールよりもシュリンク選択を使うのが便利です。
慎重に狭い隙間をぬって選択しなくても、適当に囲うだけで、きちんとその飛び地の部分だけを選択してくれます。周囲の線を少し巻き込んでもOK。
↓例として、ピンクの線が囲った範囲です。
シュリンク選択は初期ツールにもあるはずなので、設定値を。
「対象色」は「透明部分のみ」。
「隙間閉じ」「色の誤差」はお好みですが、選択した範囲を移動や変形させる為であれば、「領域拡縮」は「四角く拡張」(左のアイコン)を選択して、値もプラスにしましょう。
そうすると、アンチエイリアスがかかった線であっても、ピクセルを余すことなく選択することが出来ます。値はキャンバスのサイズなどに合わせて調整してください。
また、「複数参照」の項目で、参照の対象になるレイヤーや、対象外にするレイヤーを設定できます。
注意したいのが、上の設定では、飛び地=周囲を透明ピクセルで囲まれている範囲を囲み切らなければ駄目ということ。
線が繋がっている部分があると駄目なのは残念ですが、「対象色」の設定を変えればもう少しアレンジも出来るので、色々試してみると良いかも。(白や内部の透明を範囲に含めるなども可能です。)
移動や変形をしたい時にこのツールを使って上図の様に選択すれば、その後に更に選択範囲を拡張させることも不要で、すぐに手やキーボードの矢印キーで動かせるので、多少楽です。
自動選択ツールでも部分的な選択は可能ですが、細い線だと慎重にクリックする必要がありますし、繋がっていない部分を全てやるのも手間なので、こちらの方が楽な事も多いです。上手く使い分けましょう。
たったこれだけでも作業の手間が短縮されて便利ですよ!ご存じでなかった方は是非利用してみてください。