漫画原稿向けに「原稿用紙のテンプレートを作ろう 」という記事は作ったのですが、イラスト制作や落書きにもテンプレート機能を使うと便利で効率化になるよ!という話を初心者向けに紹介。
テンプレートって?
レイヤーやフォルダ構成をテンプレートとして素材登録し、新規ファイルを作る際「テンプレート」の設定項目に指定すると、それが最初から適用された状態になります。
線画や塗りのレイヤー構成がある程度決まっている方は、あらかじめテンプレートを作成しておけば、毎回レイヤーを増やして名前を変更して…などという手間を減らせるのでとても便利。
テンプレートの作り方
- 新規作成で、今後使用したい設定のキャンバスを作成します。
- 作成したものに、テンプレートとして設定したいレイヤーやフォルダを構成します。
- 「編集」>「素材登録」>「テンプレート」で、任意の名前とフォルダを指定して「OK」。このキャンバスは保存せずに破棄してOKです。
- 新規作成で「テンプレート」の項目にチェックを入れ、右横の四角をクリックして作成したテンプレートを選択します。これでテンプレートが適用されます。
テンプレートの具体例
私の一例を紹介。
大抵作成するレイヤーを最初から入れておき、使用しない場合は削除というスタイル。
レイヤーを増やして名前をつけて…など些細な手間に思うかもしれませんが、新規作成だけで用意されるのは地味に時短になります。
→少し調整してassetsにアップしてみました。1から自作するのが面倒な方はどうぞ。
入れておくと便利なもの
人によってはテンプレートに入れておくと便利かもしれないものをご紹介。
色調補正レイヤー
通常レイヤーだけでなく、色調補正レイヤーも含めることができます。最終調整でコントラスト調整やトーンカーブなどをよく使う人はあらかじめ入れておくと便利。ただしグラデーションマップはダメなので注意。
私は画面のコントラストの確認のために、色調整のレイヤーで彩度を最低にしたものを入れています。
黄金比などの画像レイヤー
以下のような構図確認の為のテンプレート画像を入れるのもおすすめ。ただしキャンバスサイズが違うと貼り付け範囲にも影響するので気を付けて。
黄金比・白銀比ベクターテンプレート - CLIP STUDIO ASSETS
楽しいお絵描きライフを!