Blenderのシェーダーのノードお勉強メモです。今回はワールドに対してSky Texture (大気テクスチャ)ノードを使用して、画像を使わずに空を生成する方法です。
雲などは無くグラーデションとライティングだけですが、HDRIなどを使わずに手軽に空間作りが出来るので、とりあえず試してみてはいかがでしょうか。
使い方
まず、レンダービューに切り替えておきます。
次にワールドプロパティタブの「サーフェス」>「カラー」の黄色い丸アイコンをクリックし、大気テクスチャを選択します。
これでワールドに空が適用されたと思います。
※初期の「Nishita」はCyclesのみでEevee未対応だそうです。
大気モデルは「Preetham」「Hosek/Wilkie」「Nishita」の3種があります。
設定はワールドタブ上でも出来ますが、シェーダーを使う事も。シェーダータブを表示し、シェーダータイプをワールドに切り替え、ノードを使用にチェックを入れて下さい。
大気モデル
まず注意して欲しいのが、表示角度によってはいくら設定をいじっても全然変わってないように見えてしまうところ。
これが初期オブジェクトでの表示です。斜め上くらいですね。Nishitaでいくら値をいじっても黒い部分はそのままで、周囲の色味にしか変化が見られません。
これは地面付近が表示されているせいです。角度を変えるとこんな風にちゃんと変わっています。
「Preetham」「Hosek/Wilkie」は、主に表示される球体をドラッグして調整するタイプ。リアルな空という感じではないかも…。
Nishitaは値だけで調整するタイプ。項目が多くて難しいですが、理解すれば結構リアルなライティングになるのではないでしょうか。↓初期サイズのオブジェクトだけだといまいち効果が分かりにくいですが…。
参考になる動画リンク
以下の動画で具体的にどう調整すればどんなものが出来るか見ることが出来ます。
大気テクスチャ3つの紹介動画。日本語。
こちらはNishitaを使用したライティングの動画。日本語。
同じくNishitaで英語。
参考ページリンク
その他参考になりそうなページ。
Sky Texture (大気テクスチャ)ノード — Blender Manual
- 公式マニュアルのページ。
【Blender】大気テクスチャーノード>Nishita|yugaki|note
- Nishitaについて解説しているページ。
Sky Texture - Blender Cycles memo
Blender2.7以前の情報ですが「Preetham」「Hosek/Wilkie」の設定値サンプルが掲載されています。