クリスタで漫画を描く際、ベタを黒一色で済ませると、どうも情報量が物足りなく感じる…ということがありませんか?
私も悩むことが多かったので、こういう処理方法があるよ~というのを簡単にリストアップしてみました。初心者の方など参考になれば。
ベタの端をベタ消し系のブラシで削る
以下の記事で紹介しているようなブラシで、ベタの端を削る方法。
ただしこれらは、比較的狭い範囲のベタ向けだと思います(ブラシの粗さやサイズ感により)。
綺麗なベタでなく、塗りムラを作る
使用する素材タイプと方法としては、以下があります。
- ムラが出る程度の濃いハッチング系のブラシで塗り潰す
- 塗り潰したベタを削る、または白で上から描写
- ベタの代わりになるムラのあるトーン素材を貼る
具体的な素材は以下に紹介しています。
グラデトーンを使う
ベタの代わりにグラデを使う方法。グラデを塗ってトーン化しても良いですし、配布されているグラデのトーン素材を使うのも。
抜き部分にトーンを重ねる
たとえば暗めの服の全面など、ベタを塗っていない領域に通常の網点トーンを貼ったりしますよね。ここを少しアレンジして…
- 通常の網点の代わりに、グラデトーンを使う
- 通常の網点の代わりに、カケアミ系トーンを使う
- 網点トーンの上に、万線や斜線トーンを重ねる
というテクもおすすめ。
小さめの範囲だとかえって煩雑になってしまうので、比較的大きめの絵(範囲)向けだと思います。
トーンによっては、網点の上に重ねるとモアレが起こるものもあるかもしれないので、お気をつけて!
素材は以下を参照ください。
抜き部分にノイズ系のブラシを重ねる
上と似ていますが、トーン領域に他のトーンを重ねる代わりに、砂・ノイズ系のブラシで黒を塗り重ねるテク。全面的にでなくグラデになるように、またはふわっと薄く乗せます。これも大きめの絵とも相性が良いテク。
使える素材は以下をどうぞ。
少し番外:柄系のトーンやブラシを使う
少しタイプが違いますが、以下のような柄系のブラシや、雰囲気トーンと呼ばれるものをベタの代わりに使うのもよくあります。雰囲気や心情を反映したような描写で、女性向けだとよく見かけますね。
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ざっとこんなところでしょうか。組み合わせて使うのもおすすめです。参考になれば嬉しいです。