BlenderMarketで販売中の「Vera Light Studio」は、スタジオ撮影のような照明設定(ライトやバックスクリーンの配置)と、メッシュライト(発光するメッシュ)のプリセットアドオン。
2022年11月現在の価格と内容は以下の通り。
- Pro Lite版:$28 … 31個のスタジオプリセット、11個のメッシュライト、8個のカスタムライト
- Pro版:$48 … 44個のスタジオプリセット、31個のメッシュライト、13個のカスタムライト
バージョンは2.79~3.2まで対応しています。
機能や使い方は販売ページを見れば英語でも大体分かるかと思いますので省略。実際触ってみてもかなり分かりやすかったです。
プリセットからワンクリックで撮影スタジオができ、削除したい時は削除ボタンを押せばこれまた一発で消えてくれるので楽。サムネ通りの初期オブジェクトが出てくるのはちょっと煩わしいですが…。
スタジオプリセットのサムネを見ると背景が黒いものも多いですが、これはワールドの色の初期値が黒に設定されているためで、Veraのタブ上で自由に変更出来ます。
私は思いきってPro版を購入。販売ページ上の画像ではLite版プリセットのスクショしか出ていないので、Pro版のプリセットのサムネイルを貼っておきます。
スタジオはご覧の通り、ごくベーシックな照明設定という感じ。プリセットによって地面の板だったりバックスクリーンだったり、当然ですが照明の数や配置などもそれぞれ違います。勿論照明の強さや色、バックスクリーンの色なども手軽に変更出来ます。
折角なので、上のスクショでも背後に映っているオブジェクトのレンダリング画像を…。アドオンを試すのに、先日作成したプリンのモデルを使ってみました。背景はプリセットのバックスクリーンをピンクに変更。更にメッシュライトの上図上段右から3番目のものを追加しています。ライトのパワーも多少強くしました。
おもちゃみたいに可愛く出来た~♡
HDRIを使わずにちょっとしたモノ撮りがしたい時にこういうのが欲しかったんです!
プリセットにあまり変わった設定のものはありませんが、ベーシックな分、これをベースに位置を変更したりライトを追加したりするだけで、様々なバリエーションが比較的楽に作れそう。基本的なスタジオ撮影のライティング知識が無い人には勿論、自分で作成するのが面倒という人にもとてもありがたいアドオンです。
金属系などの反射の強いマテリアルをベイクする時にも、不必要な映り込みが発生せずに済んで良さそうですね。