物覚え雑記帳

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【DazStudio】ライセンスについて調べてみた

 

3Dイメージ作成ソフトの「DazStudio」。当ブログでは「【Daz Studio】紹介:お絵描き資料にも使える3Dイメージ作成ソフト」という記事に「出力した画像など2Dでの状態であれば転用可能」とも書いたのですが、実際どういった範囲での使用が可能なのか不安になる方もいそうなので、もう少し具体的に調べてまとめておくことにしました。

お絵描き資料やイラストや漫画に転用したい方など、参考にしていただければ。

 

まず初めに注意。私は英語力が低いため原文をそのまま理解することは難しく、適当な自己解釈だけを載せてしまうのも危ういので、翻訳サービス(DeepL)での翻訳結果をほぼそのまま引用します。原文へのリンクも貼るので、不安な方はご自分でもご確認下さい。

 

標準ライセンスと追加ライセンス

 

商品ページには必ず「Optional License Add-Ons: *Interactive License」というチェック項目があります。オプションで追加できるライセンスですね。その横にある「What is this?」というリンク先の「Interactive License」には、標準ライセンスと追加ライセンスについての記載があります。

 

標準ライセンス

 

追加料金無しで使える標準ライセンスについての翻訳結果は以下。

標準使用許諾契約の内容
Dazから3Dコンテンツを購入すると、そのコンテンツを使用するための一定の権利が発生します。これらの権利には、以下のようなものがあります。
画像のレンダリング
ビデオのレンダリング
HDRIおよび/またはバーチャルリアリティVR)シーンのレンダリング
あなたが制作し、レンダリングした2Dアートワークは、(製品ページで特に指定がない限り)完全にあなたの所有物です。エンドユーザーライセンス契約(EULA)によって保護されているため、2D作品を商業的に使用したり、修正したり、販売したり、宣伝したりすることができます。これは、最終製品が、オリジナルの3Dコンテンツとは対照的に、3Dモデルの2Dレンダー(あなたのアートワーク)であるためです。

 

…ということで、商業用のイラストや漫画作品で、レンダリング画像もしくはそれを元に線画変換したものを使用するのも可能と解釈して良いかと思います。漫画となるとかなりの改変にはなりますが、修正も可なので認められる範囲ではないでしょうか。

 

追加ライセンス

 

追加ライセンスについても翻訳してみましょう。長いので一部を抜粋します。

インタラクティブライセンスは、Daz 3Dストアの3Dコンテンツをビデオゲームやその他のアプリケーションで使用または配布する場合に必要です(修正済みまたはオリジナルフォームのいずれでも)。これは、アプリケーションやビデオゲームが、2Dレンダリングイメージではなく、オリジナルの3Dデータを使用、変更、操作するためです

 

「他のアプリケーションで使用」というのが少し引っ掛かりましたが、その後の記述や標準ライセンスを踏まえると、最終形態がレンダリングされていない3Dの状態での使用や配布には追加のインタラクティブライセンスが必要と解釈して良いかと思います。判断基準は別のソフトへの取り込みやデータの改変ではなく、配布するデータの状態が2D(レンダリングされたもの)か3Dとして使用出来るものか?かと。

 

エンドユーザー使用許諾契約

 

更に詳しい「End User License Agreement」のページもあります。翻訳して全体に目を通しておくべきページですが、上記の根拠として利用規約部分を抜粋します(「1.0 General License Agreement.」より)。

 

本契約の条件に従い、ユーザーは、(i)二次元アニメーションおよびレンダリングの作成および提示において、コンテンツにアクセスし、これを使用、複製および修正し、(ii)ユーザーがコンテンツから派生した二次元画像(三次元オブジェクトの動きをシミュレートする二次元画像を含む)をユーザーの他の作品に組み込み、(iii) ユーザーの二次元アニメーション、レンダリングおよび他の作品を公開、マーケティング、配布、譲渡、販売または再許諾できるものとします。ただし、ユーザーはいかなる場合においても、コンテンツまたはその一部、あるいはコンテンツの実質的に類似したバージョンを、再分配可能な形式またはフォーマットに個別にエクスポート、抽出、デコンパイルできるレンダリング、アニメーション、ソフトウェアアプリケーション、データ、その他の製品を公開、マーケティング、配布、譲渡、販売、サブライセンスしてはならないものとします。

 

…ということで、やはりイラストや漫画なら商業利用も大丈夫そうですね。それでもまだ不安な方は作者に問い合わせるなどをおすすめします。

 

DazStudioではClipStudio用では見つからないような3D背景セットも沢山販売されているので、イラスト・漫画を描かれていて金銭的に余裕のある方はクリスタアセットの代わりに選択肢に加えてはいかがでしょう?(上記の通り製品によってはライセンスについて別の指定もあるようなので要確認ですが。)

 

ただし、ClipStudioにモデルを取り込むのは手間と重さの問題で、誰にでも手軽に出来るものではないのと、3Dのレンダリングは時間がかかるのは注意しておきたいところ…。この辺がクリスタアセットをLT変換して使うのとは違ってネックなところですね。

 

しかし3Dとしてクリスタに取り込めなくても、クリスタEXであれば写真のイラスト化や線画変換がありますから、Daz上で画面を作るだけで十分使えるかと思います。加工前提のざっくりした背景や線画の参考やトレス・線画変換用であれば、高画質のレンダリングをしなくても使用に耐え得るでしょうし、レンダリングより表示の早いレンダリングプレビューのスクショでも十分かもしれません。またBlenderやMAYAに取り込むことは比較的楽に可能なので、それらが操作できる方はそちらで色々しても良いでしょう。

 

最後に、折角なのでDAZで配布されている背景セットの紹介記事も貼っておきます。

【DazStudio】気になる背景セット - ショップ、施設編

【DazStudio】気になる背景セット - 街・外観編

【DazStudio】気になる背景セット - 部屋・ホテル編

セールを利用すればクリスタアセットよりも割安で手に入ることもあるので、是非チェックして狙ってみましょう!(【DazStudio】ショップの割引きセールを効率的にチェックするコツ

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